なとり@元塾講師

塾講師目線で受験に有益な情報をお届けします!

【必見】元塾講師が伝える塾選びのポイント


この記事のまとめです。

その① 目的を明確にする

その② 形式を決める~個別指導塾・集団塾・家庭教師~

その③ 料金・場所で候補を絞り込む

その④ 体験授業などに参加し、お子さんとの相性を確かめる 

 

その① 目的を明確にする

まずはなぜ塾に通うのかを明確にしましょう。

そうすることで、どの形式の塾が良いのかが決まります。

受験のためという理由でも深掘りすると人によって変わってきます。

以下、いくつか例を挙げてみますね。

 

(1)学校重視タイプ

・学校の授業に追いつきたい。

・テストで高得点を取りたい

進学校のペースに追いつきたい

・特定の科目の苦手意識をなくしたい

(2)受験重視タイプ

・難関校に合格したい

・まずは基礎を固めたい

・苦手科目のサポートをしてほしい

 

その② 形式を決める~個別指導塾・集団塾・家庭教師~

目的を決まったら次に形式を決めましょう。

以下、それぞれの特徴をまとめてみました。

 

(1)個別指導塾 ~お子さんとの相性を考えるなら一番~

料金★★★★★

相性★★★★★

実績★★★

メリット:お子さんと先生の相性が良くなりやすい。1人1人に合わせた指導法。

デミリット:料金が高い。競争意識が芽生えにくい。

 

(2)集団塾 ~成績が爆伸びするか変わらないかの2極化~

料金★★★★

相性★★★

実績★★★★

 

メリット

競争意識が芽生えやすい。仲間と切磋琢磨できる。

デミリット

落ちこぼれになる可能性がある。

 

(3)家庭教師 ~コスパは最強、問題はお子さんとの相性~

料金★★★

相性★★

実績★★★

環境★★★★

 

メリット

家庭学習の環境がつくれる

料金を安く抑えられる。→講習期間や高い教材費を払わないで済むから

デミリット

相性の良し悪しで大きく変わる→ギャンブル性が高い

 

1対1で教えるという点では個別指導塾と変わりありませんが、個別指導塾の場合ですと複数の先生の中から希望する先生を選ぶことができます。先生との相性を重視するのか、料金を重視するのかはご家庭の状況によって柔軟に対応しましょう。

 

その③ 料金・場所で候補を絞り込む

どの形式の塾がいいか決めたら料金・場所で絞り込みましょう。

・どのくらいの距離なら通えるのか

・通常の授業料、講習期間の料金、教材費など

 

※コラム 

世間一般では料金・場所から絞り込んでから形式を決めるのが通例だと思います。

しかし、その場合ですと「周りに集団塾ばっかだから、集団塾にする」といった安易な塾選びになってしまいがちです。そうなると折角、高いお金を払って塾に通わせたのにお子さんの成績が伸びないという本末転倒になってしまう可能性があります。いくらお金をだせるのかなどの制限を把握したうえで「どの形式なら我が子の成績を向上させやすいのか」という目線も持つことが大事だと言えます。

 

その④ 体験授業などに参加し、お子さんとの相性を確かめる 

場所や料金で絞り込みをして2~3個候補が出来たと思います。

そうしましたら体験授業や説明会に参加して実際の雰囲気を確かめましょう。

ここではお子さん自身の意見も重要になってきます。

 

・他の生徒は真面目に授業を受けているのか

・どういうカリキュラムなのか

・完全に1対1の個別なのか

・教室の雰囲気はどうか

・自習室はあるのか

・うるさくないか

 

いかがでしたでしょうか?

この記事を通じて少しでも塾選びが捗れば幸いです。

ここまで読んで下さりありがとうございました!

 

【本音】元塾講師が伝える。保護者に意識してほしいこと・やってほしいこと

 

この記事のまとめです。

【意識編】

塾だけではお子さんの成績を向上させられない

→家庭学習のサポートが出来ないから

【やってほしいこと】

その① 宿題の管理

その② 勉強しやすい環境づくり

その③ 勉強のフィードバック

 

 

こんにちは、なとりです。

私は長年塾講師として多くの生徒さん接してきました。

そしてありがたいことに保護者の方々にも多くのご支援をいただきました。しかし、中には言いずらいですが「これをやってくれたら成績がのびるのになぁ~」というものがいくつかありました。

 

現役を離れた今だからこそ、ここで発表しようと思います。

少しでも塾との関係が円満になり、お子さんの成績向上に繋がれば幸いです。

 

【意識編】塾だけではお子さんの成績をあげれない

これを現役時代に言うと

「成績を上げるのがお前たちの仕事だろ」

「お金をもらっているんだから責務を全うしろ」

と言われるかもしれません。

 

それでもなぜこう言い切れるのでしょうか。

まずはお子さんの成績がどのようにして伸びるかから説明します。

 

成績を伸ばすには塾の講義+家庭学習(=宿題)の両輪が揃っている必要があります。

 

塾で新しいことを学び、宿題を通して自分で出来るのか確かめる。

出来たら自分の血肉となり、出来なければ再度、塾でフォローする。

このような流れで、お子さんの成績を向上させるのが塾の役割です。

 

この両輪がそろっているかどうかが塾で成績が伸びるかどうかの分かれ目になります。

 

成績が伸びない子は

1.塾の講義をきちんと聞いていない

2.家庭学習がきちんと出来ていない

概ねこの2つのどちらかに該当します。

 

そして、塾講師の目線からすると2の方に関しては中々対処しづらいのです。

「まずはこのページを火曜日に終わらせよう」

などと、宿題の細かなペース配分を伝えることは出来ますが、

実際に宿題をやってくるかどうかは家庭環境に大きく委ねられてしまします。

 

こういう訳で「塾だけではお子さんの成績を向上させられない」とお伝えしたのです。

ですので、保護者様につきましては是非とも家庭学習のサポートをしていただきたいと考えています。

 

「でも、仕事があってなかなか子どもの面倒を見られない」

「子どもに宿題の解説が出来るか不安」

などと、心配の声もあるかと思いますが安心してください。

直接、隣で解説する以外にもサポートの方法はありますので、これから具体的なサポート案をいくつか提案したいと思います。

 

【やってほしいこと】

その① 宿題の管理

やってほしいことの一番は宿題の管理です。

お子さんがまだ小学生程度ならば是非ともお願いしたいです。

 

「塾の宿題は終わったの?」と声をかけるのでも、丸付けをやってあげるのでも構いません。宿題が終わったらゲームを解禁するなどのルールを設けてもいいかもしれませんね。

 

※お子さんが家庭学習に慣れてきたら、自分で丸付けする習慣をつけさせてあげて欲しいです。「課題をこなして終わり」という状態になってしまうといくら量をこなしても成長に繋がりません。反対に自分で自分の間違いを把握できるようになるとぐっと成績は伸びていきます。

 

その② 勉強しやすい環境づくり

次にやってほしいことは「勉強しやすい環境づくりです」

無理に子供に自分用の部屋を設ける必要はありません。

 

・勉強する場所からゲーム機や漫画を遠ざけてあげる

・勉強のしやすい机などの用意してあげる

・お子さんが勉強をしている最中にちょっかいを出さない

このような小さな取り組みだけでも大きく変わってきます。

 

その③ 勉強のフィードバック

最後にやってもらいたいのが「勉強のフィードバック」です。

フィードバックといってもやることは簡単でちょっとした声掛けをしてほしいのです。

 

「今日、塾で何をやってきたの?」

「今、どんなことを勉強しているの?」

「算数で何が得意なの?」

このような声掛けをしてあげるとお子さんは無意識に自分の頭で情報を整理します。

これにより、理解が明確になったり、説明力・要約力の向上につながります。

 

【さいごに】

いかがでしたか、ここで提案したことはどれも今日からできる簡単なものでしたね。

ご家庭内の状況に応じてできることろからやってみてほしいと思います。

 

この記事が少しでも塾と家庭の信頼関係構築、お子さんの成績向上に繋がれば幸いです。ここまで読んで下さりありがとうございました。

 

 

【必見】元塾講師がおすすめする学習サイト3選~中学受験編~

「塾に活かせる余裕はないけど、受験させたい」

「塾や学校の宿題だけだと物足りない」

 

こんにちは!元塾講師のなとりです。

みなさんはこのような悩みを抱えてはいませんか?

 

今回は学習に役立つサイトを3つ紹介します。

どれも無料なので懐にも安心ですね。それではご覧ください。

 

①ちびむすドリル(おすすめ度★★★★★)

使用用途:小学校の予習・復習

向いている子:小学校の学習を完璧にしたい子、授業に追いつきたい子

happylilac.net

「ちびむすドリル」というサイトは、小学生向けの学習支援サイトです。算数や国語などの教科に対応しており、無料で利用することができます。

このサイトの特徴は、小学校の学年に合わせた問題が用意されている点です。それぞれの学年に必要な内容に沿って問題が出題されており、自分の学年に合った問題を解くことができます。

また、問題の解き方や解説も分かりやすく、自分で解けなかった問題も丁寧に解説されているため、学習に苦手意識を持っている子供でも理解しやすいという利点があります。

さらに、学習の成果を把握することができる「ドリル成績表」という機能もあります。自分が解いた問題の正解率や、どの問題が間違っていたかなどを確認することができるため、自分の弱点を把握し、次の学習に役立てることができます。

「ちびむすドリル」は、小学生向けの学習支援サイトとして、教科書と一緒に活用することで、効率的な学習ができるでしょう。ぜひ子供たちに紹介してみてください。

 

②原田式 算数プリント(おすすめ度★★★★)

使用用途:中学受験算数の基礎固め

向いている子:中学受験レベルの算数を学習したい子

www.sansu.info

「算数ドリルプリント」は、算数に特化した小学生向けの学習支援サイトです。このサイトでは、中学受験算数に必要な算数の基礎的な問題から、応用的な問題まで幅広く取り扱っています。中学受験でよくみられる特殊算(つるかめ算・和差算など)もしっかりとカバーしている所が注目すべき点です。また、解答だけでなく解説も掲載されているため自学習がしやすいというメリットもあります。

このサイトの特徴は、プリント形式で提供されていることです。そのため、紙に印刷して手書きで解くことができるため、パソコンを使った学習が苦手な子供でも学習しやすいという利点があります。

 

③すぐるゼミ(おすすめ度★★★)

www.suguru.jp

使用用途: 中学受験の応用問題対策

向いている子: 難関校に受かりたい子、応用問題を解きたい子

 

「すぐるゼミ」では各科目の応用問題を学ぶことができます。

難関校を目指すお子さんであれば夏~秋の過去問演習と並行して解くことをおすすめします。

 

過去問演習を通じて苦手な分野・得点源にしたい単元のプリントを学習するのが一番ですが、おすすめしたいのは算数の【基礎500題】です。

こちらは算数の小問集合が500題掲載されています。

(無料でこんなに学習できるなんですごいですよね!)

 

中学受験算数において小問集合の理解はとても重要です。

なぜなら計算問題・図形問題は他の受験生と差がつけにくいからです。

計算問題:難関校を目指す生徒であれば計算ミスしかしない

図形問題:応用問題が多いため、点数が安定しない。得意分野にしにくい。

つまり、受かる受験とそうでない受験生の差は小問集合の理解度です!

ぜひ、この基礎500を通じて小問集合の理解を深めて欲しいです。

https://www.suguru.jp/500/500.html

 

いかがでしたか?

どれも無料で高品質なサイトばかりですので、お子さんの状況や志望校に応じて柔軟に対応してもらえればと思います。

 

このサイトを通じて少しでも勉強が捗れば幸いです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

【激論】どっちがいい? 個別指導塾 vs 集団塾 ~元塾講師が考える~


結論 本人の性格による

 

受験をするうえでどの塾に入るかは非常に重要な選択です。

特に中学受験の場合は、周りの環境によってほぼ決まるといっても過言ではありません。塾選びでは本人の相性が合っているかが非常に重要です。ところで、うちの子は個別指導塾と集団塾どっちが向いているのか?と悩みますよね。

 

そこで今回は個別指導塾と集団塾の特徴と向いている人を整理してみました。

 

【個別指導塾】

メリット:生徒個人個人のペースでの学習。丁寧な指導を受けられる。

デミリット:料金が高い、競争意識が芽生えにくい

向いているタイプ

真面目だが、成績が伸び悩んでいる子。自分のペースで勉強をしたい子

個別指導塾は、生徒個人個人のペースで学習を進めることができ、丁寧な指導を受けることができます。このため、苦手分野や弱点を克服しやすく、生徒の学力向上につながります。

しかし、個別指導塾のデメリットとしては、料金が高めであることや、他の生徒との競争意識が芽生えにくいことが挙げられます。また、一人で学ぶことが多いため、コミュニケーション能力の向上に繋がらない場合もあります。

個別指導塾に向いている子供は、真面目だけど成績が伸び悩んでいる子や、自分のペースで勉強をしたい子です。また、集団授業に合わせられない子供にも向いています。ただし、料金が高いため、経済的な余裕のある家庭でなければ、個別指導塾を受講することは難しいかもしれません。

 

【集団塾】

メリット:料金が安い。塾の友達と切磋琢磨できる。

デミリット:

自分の特徴やペースにあった勉強が出来ない。授業についていけず、置いてきぼりになる可能性がある。

向いているタイプ:

競争意識の強い子。集団でも問題なくやっていける子。

 

集団塾は、個別指導塾に比べて料金が安いため、経済的に余裕がない家庭でも利用しやすいです。また、塾の友達と切磋琢磨しながら学習できるため、モチベーションが維持しやすく、競争意識が養われることもメリットの一つです。

しかし、集団塾にはデメリットも存在します。自分の特徴やペースに合わせた勉強ができないため、成績が伸び悩んでしまう可能性があります。また、授業についていけず、置いてきぼりになる可能性もあります。

集団塾に向いている子供は、競争意識の強い子や、集団でも問題なくやっていける子です。ただし、集団塾の場合は、授業だけでなく、まわりの環境が学力向上に大きく影響します。そのため、塾の選び方にも注意が必要です。

 

いかがでしたでしょうか。

これらの特徴とお子さんの性格に合わせて柔軟に対応してもらえればと思います。

 

この記事で少しでも塾選びが捗れば幸いです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。